どーも、ききです。
今回は何も分からない素人の状態で受験した危険物乙4類取得から最上位の甲種合格までの流れについて紹介します。
日記のような内容なのであまり読む価値がないかもしれませんが、危険物関連の記事のまとめ的な記事として残しておきます。
興味があればどうぞ。
乙4類取得までの流れ
自分の職場では、危険物の取扱いがあり、各現場には危険物の免状を持った人が常駐する必要があります。
現場には元々1人だけ乙4の免状を持ってる人がいましたが、交代勤務で各勤務ごとに1人は常駐しなければいけません。
うちの部署は4人で2人ずつ12時間の二交代勤務です(ブラック臭)
更に現場の責任者を任されているので
こいつ、責任者なのに資格持ってないのかよ…
みたいな空気になり、取得する事になりました(やりたくてやってる訳じゃない
普通、会社で必要な資格なので会社が受験料を負担してくれるかと打診しましたが
んー、危険物くらい安いもんだから自分で払って受けて来てよ
更にブラック臭が加速しました。
危険物の後に高圧ガスやボイラー2級を受験しましたが、そちらはさすがに受験料だけ出してくれました(免状申請は自腹)
とりあえず自分で受験するにはどーすればいいか何も分からないので調べる所から始めていきます。
調べると消防署で受験案内が貰えるとの事で、仕事終わりに寄って記入や受験費用の振り込みを済ませて申請して、とりあえず参考書を買おうと参考書を買いました。
買った参考書等は下の記事で紹介していますので参考にして下さい。
高校生でも取れる資格だし、2週間も勉強すれば余裕だろ。参考書に10日で受かるって書いてあるし。
って思って試験2週間前から勉強を始めましたが、結構覚える事が多くかなり苦労しました。
結果的には一発で合格出来ましたが、結構ギリギリだったので、最低でも1ヶ月くらい時間を掛けてしっかり勉強した方がいいです。間違いない。
そして申請をして、しばらくしたら免状が届きましたが…
写真写りが悪い…
誰も見ないから別に良いんですけど、嫁に写真を撮って貰ってコンビニで証明写真を印刷して、その時は何も思わなかったんですが実際に免許証になってから見ると、かなり写真写りが悪い(しかも少しぼけてる
免状が来て喜ぶ所なんですが、早くも再発行したくなり、色々調べたところ
- 紛失、破損した場合
- 申請後10年の時に更新
この2パターンが再発行の条件でした。
来たばっかの免状を破損するのはなぁ…
乙3.5類取得までの流れ
免状の写真を更新する手段として上の2パターンが原則ですが、それ以外に危険物の別の類を取得し再度申請すれば、取得した時の写真に更新される事を知りました。
そして他の類について色々調べていましたが、一つでも乙種を取得していると以下の科目免除される事が分かりました。
- 危険物に関する法令
- 物理および化学
つまり、受験する乙類の
- 危険物の性質並びにその火災予防および消火の方法
の勉強だけすれば良いのです。
乙4類を受験した時は法令も一から覚えて物理化学も基礎から勉強して尚且つ乙4類の「危険物の性質並びにその火災予防および消火の方法」の勉強もしなくてはいけないので勉強量が多かったですが、受験する乙類の「危険物の性質並びにその火災予防および消火の方法」だけ勉強すれば良いとの事なので一気に難易度は下がります。
結果的に他の乙類の資格が欲しいのではなく、写真を変えたいだけの理由で受験する事にしました。
そして、申し込もうと考えましたが、同時に複数の乙類を同時受験出来る事もその時に知って
どうせなら連番で3.4.5類にしようかなぁ…
ってな訳で3.5類を同時受験する事にしました(くだらない理由
一度乙4類を自分で申し込みから申請まで行っているので、申請は問題なく行う事が出来て、そのまま受験勉強に入りました。
とりあえずテキストと過去問を購入して、次は難易度が下がっているので1週間を目途に勉強を開始しました。
結果的にはほぼ満点で合格出来ました。
が
簡単とはいえ覚える事が地味に多く、かなり一夜漬けに近い状態での受験となりました。
感じた事として、乙3、5類共に数問参考書などに載っていない(あるいは小さく書いてある)ような問題が少し出てきました。
満点取らせない対策なのか分かりませんが、基本的な部分を押さえておけばまず合格は可能だと思います。
乙3,5類についても攻略記事を書いているので、受験される方は参考にしてみて下さい。
とりあえず合格したので、再度申し込みをして今後は何枚も写真を撮り直して良い感じの写真で申請しました。
これにて危険物受験は終了…
…
…
乙6類取得までの流れ
写真も良い感じになって半ば無駄に受験した他の類ですが、危険物乙4以外を受験する人の大半は甲種受験のために目指していると知りました。
で、ついでに甲種の受験資格を確認すると
- 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
- 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
- 修士・博士の学位を有する者
- 乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験2年以上)
- 乙種危険物取扱者免状を複数有する者
まず、1~3番はそもそも高卒なのでほぼ不可能です。可能性があるのは4、5番です。
4番ですが、乙4類を取得してまだ日が浅い状態だったので、最低でもあと1年前後は実務経験が必要です。
一方5番の条件をもっと細かく記載すると
- 第1類又は第6類
- 第2類又は第4類
- 第3類
- 第5類
これらの類で4種類以上有しているのが条件でした。
偶然にも自分は乙3.4.5類と合格したので、あとは乙1.6類のどちらかを取得すれば甲種の受験資格が得られます(最初は本当に知らなくて無意味に連番で3.4.5類と取得しました)
んー、甲種受験するかは置いておいて…3.4.5類と連番なら次取るならやっぱり6類だな!
とまた軽い気持ちで受験する事にしました(この時せっかく写真が良い感じだった事を完全に忘れてる
甲種受験のために乙類を4種類取るメリットについてはこちらの記事に詳しく書いています。
そして再度申し込みをして受験して軽く合格しました(乙6類は特に種類も少なくかなり余裕でした)
乙6類の攻略記事はこちらにまとめているので受験される方はこちらも参考にしてみて下さい。
甲種取得までの流れ
甲種受験するかは少し悩みましたが、今の職場で甲種を所持している人は一人もいません。
つまり、取得すればドヤ顔が出来ると思い受験する事にしました(軽い考え
乙4類ほどではありませんが、甲種も参考書が数多く有り、何が良いか調べてとある参考書と過去問がオススメとの事で購入して勉強を始めました(メルカリで
勉強期間は2ヵ月を目安に勉強を始めましたが、難易度は乙類と比べ物にならないくらい難しかったです…
甲種で使用した参考書や試験範囲についてもこちらにまとめているので参考にしてみて下さい。
そして、試験が終わり無事一発合格できました。
危険物は点数がハガキに記載してあるんですが、申請する時に提出しなければいけないので手元にはありませんが、こちらもほぼ満点でした。
合格は出来ましたが、難易度は高いのは確かで特に物理化学は大学などで専攻している人は有利かもしれませんが、ほとんど高校の勉強を覚えてない自分のような人間はかなり苦労するかと思います。
しかし、しっかり勉強すれば全く不可能ではないので自分の努力がそのまま反映される試験と言えます。
自分の体感的には法律、物理化学、性消の勉強割合は1:7:2くらいだったと思います。それくらい物理化学は時間を掛けて勉強しました。
この比率で合格出来たのは、性消に至っては多少知識がある状態での受験だったので、個別に乙類を取得出来た事が大きかったと思います。
試験問題は違いますが、過去に受験した「高圧ガス丙種化学特別」並に難しい気がします(何故か良く比較される
まとめ
危険物の事を全く分かっていない状態から最上位の資格を取得するまでの流れを書きましたが、自分のようなパターンはあまりなく、ほとんどが仕事等で必要で受験する人が大半だと思います。
資格は取ってしまえばこちらのもので、いつか役に立つ日がくる(と思う)ので、時間を費やして取得した事は全く後悔していません。
危険物の試験と聞くと乙4類がメジャーですが、この甲種は最上位な為、乙4類を取得するより優遇される事がありますので、是非余裕のある人はチャレンジしてみて下さい。
一応危険物関連の記事はこちらで最後となります。何か聞きたい事などあればお気軽にコメントやDMお待ちしています。
今回はこの辺で…
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