危険物甲種受験する場合に他の乙種を取得するメリット・デメリット

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どーも、ききです。

今回は危険物甲種の受験資格である「乙種を4種類取得」する場合のメリット・デメリットについて解説します。

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甲種受験する為の受験資格について

過去の記事でも解説した事がありますが、こちらの表のようになっています。

  1. 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
  2. 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
  3. 修士・博士の学位を有する者
  4. 乙種危険物取扱者免状を有する者(条件有)

上記3つは既に社会人の場合、大学に入り直す必要があるので現実的に難しいと思います。

逆に言えば、大学で化学を専攻している人は条件を満たす事が出来るので受験資格は比較的取りやすいと思います。

そして、4つの目の条件ですが、

  1. 乙種危険物取扱者免状の交付を受けた後、危険物製造所等における危険物取扱いの実務経験が2年以上の者
  2. 次の4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者(第1類又は第6類・第2類又は第4類・第3類・第5類)

このようになっています。

この2つの条件で比較的獲得しやすいのが、2年以上の実務経験だと思います。

例えば、職場で取得を促されて取得した場合、そのまま2年同じ環境で働けば無条件で甲種の受験資格が手に入ります。

しかし、2年以内に退職して全く違う業種で働いた場合、受験資格が獲得出来ません。

この2年縛りの条件ですが、調理師の免許でも同じ事が言えますが、別業種で危険物が必要な会社で働いて合算で2年以上あれば受験資格を取得する事が出来ます。

この場合、個別に証明書を貰う必要があるので少し手間ではあります。

辞めた会社にわざわざ証明書を貰いに行くなんて…嫌ですよね?

乙類を4種類取得するメリット

もう一つの条件が乙種を4種類取得してから甲種を受験するパターンで今回オススメする方法となります。

まずはメリットを解説します。

4種類取得すれば無条件でいつでも受験出来る

他の条件は2年縛りや大学での専攻科目の指定など色々決められた条件を満たす必要がありますが、4種類を自力で取得すれば自分の好きなタイミングで甲種を受験出来ます。

乙4類を取得した後に、自主的に甲種を取得しようとする勉強熱心な人は例えば会社で甲種を受験したい旨を伝えたら大抵の場合は応援してくれると思います(場合によっては受験料を負担してくれる優良企業もあると思います)

しかし、大抵の会社は乙4類まで取得すれば十分な所が多いと思うので、会社によっては

そんな資格いらないから、そんな事よりもっと残業してくれよ

受験料負担以前に2年以上働いた証明書を貰うだけでもすんなり貰えずに、いちいち気を遣わなければいけない場合があります。

上位資格である危険物甲種を取得しようとする事は、遠まわしに転職を視野に入れている人も多いと思うので、このようなうんこみたいな会社はとっとと見切りをつけた方がいいかもしれませんね。

少し話が脱線しましたが、

恋のマイアヒのFlashアニメの最初のやつ : 似非管理者の寂しい夜

とりあえず4種類を持っているだけで

こんな会社にいつまでもいられないから、時間のある時に受験しよう…

甲種も持っていたらいつでもドヤる事が出来るな

受験資格が必要なこの試験に、いつでも受験出来るのが大きなメリットとなります。

いきなり甲種を受けるより知識的に少しだけ有利

甲種の試験は

  1. 危険物に関する法令、15問
  2. 物理学及び化学、10問
  3. 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法、20問

計45問のうち

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法、20問

この20問は乙種のみを受験する場合に勉強する範囲と同じです。

初めて乙種の試験を受験する時は

  1. 危険物に関する法令、15問
  2. 基礎的な物理学及び基礎的な化学、10問
  3. 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法、10問

3教科で合計35問ありますが、1つでも乙種を合格していると法令と化学が免除されます。

つまり、他の乙種を受験する時は「3.危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法、10問」だけしか試験がありません。

勉強量もかなり少なく済むので負担は少ないと思います。

実際に他の乙類を持っている状態で他の乙類を受験した事がある人は分かると思いますが、科目免除がある分非常に難易度は低く比較的簡単に取得する事が出来ます。

その他の乙類で勉強した範囲が甲種の試験でも含まれる範囲内となります。

例えば乙3.4.5.6類を取得して甲種を受験する場合、1.2類は新たに覚える必要がありますが、3.4.5.6類は一度勉強した経験があるので少しだけ知識があり少しだけ有利となります。

って言ってもさすがに時間空けるとほとんど忘れてる…

確かにほとんど忘れてると思います。

しかし、全く初めて覚えるよりも

あー、そんな名前の危険物あったな…

この程度でも覚えていれば少し勉強すれば比較的すぐに思い出す(覚えやすい)と思います。

更に言うと、法令はほとんど乙類の試験と変わらない部分が多いので(同じって意味じゃありません)実質本気で勉強する範囲は

  • 物理・化学
  • 全乙類の危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

となります。

その中で、他の乙類を持っている場合は全乙類の性質を覚える時に少し有利になる…かもって事です。

デメリット

次にデメリットです。

甲種受験までに時間が掛かる

一つずつ受験する場合、それなりの時間が掛かります。

危険物の試験は基本的に同時受験も可能です(例えば乙3.5を同時に受験など)県によっては一度に3科目同時に受験出来るので一気に取得する事も可能です。

一気に取得して甲種を受験した方が内容を忘れにくくなるので、出来るだけ期間を開けずに一気に取得したいですね。

費用が掛かる

これが一番のデメリットかと思います。

受験料は

甲種6,600円
乙種4,600円
丙種3,700円

このようになっていて、純粋に乙類を4種類取得するだけで約2万円の出費となります(これ以外に参考書を買ったり、申請する時の手数料も必要です)

これプラス甲種の費用もあるので、約3万円は見ておいた方がいいです。

※以前と比較して受験料が値上がりしています…

どうして - ニコニコ動画

しかし、これだけ費用が掛かっても取得するメリットは大きいと思うので個人的には取得するのをオススメします。

最後に

甲種取得が必須な会社ではもちろん会社が負担をしてくれる場合が大半ですが、転職しようと考えてる場合は自腹で受験しなければいけません。

少しでも参考書の費用を抑えるために当ブログでは各類の攻略記事を書いています。

受験される方を応援しています。

参考にして下さい。

甲種の攻略も今後記事にする予定なのでお楽しみに(待ってない

今回はこの辺で…ノシ

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