危険物乙4類攻略(科目免除者対象)

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どーも、ききです。

今回は危険物乙4類の科目免除者対象の攻略記事となります。

正確には乙4類の『危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法』の解説となるので、法令や物理、化学は今回は解説しません。

乙4類を科目免除で受験される方はかなり少数だと思いますが(大抵は乙4類を単独で受験するため)どちらかと言うと甲種受験のための内容となっています。

他の記事で乙4類に関しては多くのサイトなどで紹介しているので、敢えてこちらの記事で解説する必要はないかなと思い解説しないと書いていましたが

解説して欲しいとのコメントを頂いたので、今回解説していきます。

試験前の確認に活用して下さい。

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第4類の共通する事項

特に重要な点をまとめると

  • 蒸気比重は全て1より大きい
  • 電気の不良導体なので、静電気が蓄積しやすい
  • 水溶性と非水溶性に分かれており水溶性は水に溶ける(非水溶性は溶けないか溶けにくい)
  • エタノールには溶ける
  • 液比重は1より小さいものが多い
  • 主な消化剤は強化液消火剤(霧状)、泡消火剤(※)二酸化炭素消火剤、ハロゲン消火剤、粉末消火剤 ※その中でも水溶性の液体は泡が溶けるので水溶性液体用の泡消火剤を使用

まず最初の関門なのが、水溶性と非水溶性の違いを覚える事ですが、これは法令で出てくる「指定数量」の問題を解く時にも必要なので覚える必要があります。

全部覚える必要はありませんが、良く出題されるものとして

特殊引火物(非水溶性)指定数量50ℓ
  • 二硫化炭素
  • ジエチルエーテル
特殊引火物(水溶性)指定数量50ℓ
  • アセトアルデヒド
  • 酸化プロピレン
第1石油類(非水溶性)指定数量200ℓ
  • ガソリン
  • ベンゼン
  • トルエン
  • 酢酸エチル
第1石油類(水溶性)指定数量400ℓ
  • アセトン
  • ピリジン
アルコール、指定数量400ℓ
  • エタノール
  • メタノール
第2石油類(非水溶性)指定数量1,000ℓ
  • 灯油
  • 軽油
  • キシレン
  • クロロベンゼン
第2石油類(水溶性)指定数量2,000ℓ
  • 酢酸
  • アクリル酸
第3石油類(非水溶性)指定数量2,000ℓ
  • 重油
  • クレオソート油
  • アニリン
  • ニトロベンゼン
第3石油類(水溶性)指定数量4,000ℓ
  • グリセリン
  • エチレングリコール
第4石油類、指定数量6,000ℓ
  • ギアー油
  • シリンダー油
動植物油類、指定数量10,000ℓ
  • アマニ油

どちらかと言うと、大半が非水溶性で水溶性自体は少ないので、水溶性の危険物を覚えていきます。

ここからは自作の変な(?)語呂合わせを紹介するので、覚えられない人は参考にして下さい。

まず、特殊引火物は

『朝は特別な水を飲もう』

ア(アセトアルデヒド)サ(酸化プロピレン)特別(特殊引火物)水(水溶性)を飲もう

第1石油類は

『汗をかいたから水を飲んでスピンしよう』

アセ(アセトン)をかいたから水(水溶性)を飲んでスピン(ピリジン)しよう

アルコールは全て水溶性です。

第2石油類は

『酢酸のアクを取ったら水になった』

酢酸(そのまま)アク(アクリル酸)を取ったら水(水溶性)になった

第3石油類は非水溶性も覚える必要があり名前も覚えにくいので、非水溶性から水溶性までまとめて覚えます

『兄貴…!体の軸が…!!…グエッ』

ア(アニリン)ニ(ニトロベンゼン)き…!体のジ(重油)ク(クレオソート油)が…!!(ここまで非水溶性)…グ(グリセリン)エ(エチレングリコール)

第4石油類と動植物油は別に覚えなくてもいいです。多分試験にはあまり出題されません。多分。

どーでもいいですが、第3石油類の語呂合わせは個人的にお気に入りです(誰も聞いてない


次に液比重ですが、小さいものが多いので逆に大きいものだけ覚えます。

  • 二硫化炭素
  • クロロベンゼン
  • 酢酸
  • アクリル酸
  • 重油以外の第3類

覚え方は

『肉と悪魔が好きな佐久間さんは意外に銃関してに詳しい』

ニ(二硫化炭素)ク(クロロベンゼン)悪魔(アクリル酸)が好きな佐久間(酢酸)さんは意外(以外)銃(重油)に関して詳しい

最後に消火剤ですが、二酸化炭素とハロゲンは4類の危険物以外では使わないと覚えておきましょう(厳密には使えるものもありますが)

これだけ覚えておくと、例えば「1類の危険物でハロゲン消火剤を使用した」みたいな問題が出た時に瞬時に誤りと気づく事が出来ます。

4類では水系の消火剤は使えませんが、強化液を霧状にしたものは使えます。

品名ごとの事項

水に溶けるとか液比重は上の項目で解説しているので割愛します。

ここでは大事な部分のみ解説します。

†特殊引火物†(発火点100℃以下、引火点-20℃以下、沸点40℃以下)

ジエチルエーテル
  • 空気と触れたり日光に当たると爆発性の過酸化物を生成する
  • 甘い刺激臭有り
  • 引火点が4類で一番低い
  • 蒸気に麻酔性有り
二硫化炭素
  • 燃焼すると亜硫酸ガスを発生
  • 貯蔵する際は水の中に貯蔵
  • 蒸気は有毒
  • 発火点が4類で一番低い
アセトアルデヒド
  • 酸化すると酢酸になる
  • 過酸化水素の分解を防ぐため安定剤として使用する
  • 沸点が4類で一番低い
  • 熱や光で分解しメタンと一酸化炭素になる
酸化プロピレン
  • 重合する性質がある
  • 蒸気は有毒
  • 貯蔵する際は不活性ガスを封入する

†第1石油類†(引火点21℃未満)

ガソリン
  • 特有の臭気有り
  • オレンジ色に着色されている
  • 引火点-40℃以下、発火点300℃
  • 燃焼範囲は1.4~7.6vol%
ベンゼン
  • 無色の液体
  • 甘い香りがある
トルエン
  • ベンゼン臭有り
  • 毒性はベンゼンより低い
酢酸エチル
  • 果実のような匂いがある
  • 無色の液体
アセトン
  • 特徴的な臭気有り
  • 無色の液体

†アルコール類†(炭素原子が1~3個までの飽和1価アルコール)

メタノール
  • 引火点11℃
  • 燃焼範囲6.7~37vol%
  • 毒性有り
  • 炎は薄い青色
  • 酸化するとホルムアルデヒドになる
エタノール
  • 引火点13℃
  • 燃焼範囲3.3~19vol%
  • 麻酔性有り
  • 炎は薄い青色
  • 酸化するとアセトアルデヒドになる

†第2石油類†(引火点21以上70℃未満)

灯油
  • 引火点は40℃以上
  • 発火点は220℃
  • 石油臭がある
軽油
  • 引火点45℃以上
  • 発火点は220℃
  • 石油臭有り
酢酸
  • 引火点39℃
  • 刺激臭有り
  • 融点が17℃で冬期は凝固しやすい
  • 青い炎をあげる
  • 腐食性が強い
アクリル酸
  • 引火点51℃
  • 重合しやすいので、重合禁止材を加えて貯蔵
  • 凝固しないように注意

†第3石油類†(引火点70℃以上200℃未満)

重油
  • 褐色の粘性有り(ABCの順で粘性が大きくなる)
  • 引火点60~150℃
  • 一度引火すると消火が困難
クレオソート油
  • 黒~黄褐色の粘稠性の液体
  • 刺激臭有り
  • 毒性が強い
  • 引火点75℃
  • ナフタレン、アントラセンを含む
  • 木材防腐剤に使用される
アニリン
  • 不快な臭いがする
  • 無色の液体だが、光などで酸化され褐色に変化
  • さらし粉を加えると酸化され赤紫色に変化
ニトロベンゼン
  • 蒸気も含め毒性有り
  • 不快臭のある淡黄色の油状の液体
  • ニトロ化合物だが爆発性なし
エチレングリコール
  • 甘味のある粘稠な無色の液体
  • ナトリウムと反応して水素を生じる
  • エンジンの不凍液に使われる
グリセリン
  • 甘味のある粘稠な無色の液体
  • ナトリウムと反応して水素を生じる
  • 吸湿性有り

第4類石油類は引火点200℃以上250℃未満動植物油は引火点250℃未満

動植物油はヨウ素価が高いものが酸化しやすく自然発火しやすい。特にアマニ油が重要です。

全体的に無色のものが多いですが、色付きのものを覚えておきましょう。

あとはほとんど何かしら匂いがあります。

なので「無色無臭」と問題で出てきたら誤りって分かります(全てではありませんが、試験に出題されるような乙4類危険物は大抵匂いがあると思っていて問題ありません)

まとめ

重要な部分のみ解説しましたが、厳密に言えばまだまだ覚える事は沢山あります。

危険物甲種を受験する場合、他にも覚える事が山のようにあるので、全て細かく覚えるのではなく、要点を重点的に覚えておいて、余裕があれば細かい部分も覚えていくように進めていくといいでしょう。

個別に乙類を受験する場合よりも範囲自体は広いですが、それ故に一つの類でそこまで細かく出題される事は少ない傾向です。なので重点をしっかり押さえておけば問題ないです。

色や引火点、貯蔵方法など基本的な事はしっかり押さえておきましょう。

今回参考にしたテキストはこちらの甲種用のテキストです。

乙4類のテキストはこちらがオススメです。有名なテキストですが、自分が受験した時はこの1冊のみで合格しました。

今回はこの辺で…ノシ

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