どーも、ききです。
配管と配管を繋げる時にねじ山同士で繋げるので、ねじ山加工してあるものを買いますが、実は道具さえあれば、自分でもねじ山加工は可能です。
なかなか普通の家庭では電動タイプのねじ切り機はコスト的に常備するのは難しく、切りたいのであれば大抵ホームセンターなどで加工して貰う事が多いと思います。
今回は正しいねじ切り機の使い方という事で解説しますが、自分で使う事はあまりないと思います。
もし使うとしても手動タイプがあるのでそちらを使った方が安全です。
一応覚えておいて損ではないですが、使い方を誤ると
大事故に繋がります。
なので正しい使い方をしっかり覚えて正しく使いましょう。
ねじ切り機(パイプマシン)とは
引用:モノタロウ、ねじ切り工具の種類と特長
このような構造になっていて、配管のねじ山加工の他に配管の切断にも使用出来ます。
加工時は常に回転しながら加工するので、巻き込まれたら大変です。
巻き込まれないように、作業前に手袋や服装が絡まないか確認をしっかり行って下さい。
ねじ切り機の操作方法
まず、作業前に保護具の確認をします。切断中に油が飛ぶので保護メガネを着用しましょう。
服装は汚れても良い服を着て作業を行います。手は軍手や油が気になる方はゴム手袋などを着けてから作業に取り掛かります。
次に油がしっかり入っているか確認と、ダイヘッドの刃が劣化していないか、ゴミ(前の配管クズ)が付いていないか確認します。
次に加工する配管の径を確認します(写真は25A)
ダイヘッド、カッターハンドル、リーマを上げ、ハンマーチャック、スクロールチャックを時計回りに開く。
次に加工するパイプをハンマーチャック、スクロールチャックに通し、締め付ける。
※しっかりと中心でチャッキングされているか確認する。ここが適当だと配管がダメになります。
パイプセット後は一度スイッチを入り切りし、パイプがブレなく回転するのを確認する※回転するので巻き込まれないよう注意。
配管を切断する場合はパイプを切る場合はパイプカッターを降ろし、切りたい場所に合わせる。
スイッチを入れたら、カッターハンドルを回して少しずつカットする。
カットが終わったらハンドルを戻しパイプカッターを上げスイッチを切り、必ず回転が止まるまで待つ。
ねじ切りを行う為のダイヘッドを選びます。加工する配管のサイズがない場合はしっかり準備してから加工しましょう。無理やり違うサイズで加工すると配管を破損します。
脱着は横にスライドして交換します。
ダイヘッドを加工するパイプのサイズに合わせて、金具をはめて固定します(写真では25Aなので1に合わせています)
レバーを矢印方向にカチッと鳴るまで押し込みセットする。
スイッチを入れ送りハンドルを回し、ダイヘッドをゆっくりとパイプに当てそのまま少しずつ力を加える。
ねじが切れ始めたら手を放して自動で切り終わるまで待つ。(カチッと音が鳴り自動で刃が開く)
切り終わったらハンドルを戻し、ダイヘッドを上げる。
旧型のダイヘッドは二つのレバーで操作します。
右側のレバーを緩めてサイズを合わせて調整します。
しっかり固定出来たら左側のレバーを下げてズレないよう固定します。
※こちらは自動で刃の開放はしません。自分でレバーを上げる必要があります。
仕上げに切りカスを取る為、リーマを降ろし溝に固定する。
矢印方向に回して固定します。
リーマを固定したらハンドルを回し、パイプに押し当ててカスを取る。
終わったらハンドルを戻し、リーマは元に戻す。
本体のスイッチを切って必ず回転が止まるまで待つ。
ハンマーチャック、スクロールチャックを矢印方向に回して開き、パイプを取り外す。
最後にダイヘッドや受け皿に残った切りくずは片づけ、 ダイヘッドを降ろした状態で空運転し、切削油の出が悪かったり、黒く透明感がなくなっている場合は補充や交換をする。
これで一通りの作業が終わりましたが、念の為ちゃんとねじ切りが出来てるか確認する為に、同じ径のエルボ継手などで回して確認して下さい。
もし、入りにくい場合は少しダイヘッドを調整してもう一度ねじ切りをします。
極端にサイズを変えなければそのまま繰り返しても大丈夫です。
さすがに高いにゃ…
他のねじ切り機の紹介
今回紹介したものは電動タイプですが、冒頭でも少し触れましたが手動タイプのものもあります。
こちらは手動なので、かなり労力を使いますが電動タイプと比べると安全です。
どちらかと言うと電動タイプが故障した時の代用として使う事が多いです。
また、配管加工出来ない素材があるので使用前に確認して下さい。
他にはねじ切りダイスと言うものもあり、こちらは小さい径の配管やボルトを加工するのに向いています。
傷んだねじ山を修正出来るのでもし良く配管加工をされる方はこちらを常備しておくと便利です。
まとめ
今回はねじ切り機の使い方の解説をしましたが、ねじ山加工してあるものが普通に売っているので基本的にはそちらを購入して使用して下さい。さすがに既製品には適いません。
特殊な長さで加工したい時や希望の配管がない時はこの機械を使って加工すると思いますが、何度も言いますが実際に使う時は十分に安全確認をしてから使用して下さい。
今回はこの辺でノシ
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