ちょっと体の不調を感じても
「まだ、大丈夫だろう」
と病院へ通うのを後回しにしていませんか?
今は良くても体のSOSは中々分かりません。
気づいたら寝たきりになってしまい、今以上に生活が困難になる事もあります。
そのような方に向けて、少しでも通院の負担を軽減するサービスが今回紹介する「訪問診療」サービスです。
訪問診療とは
訪問診療とは、担当医師が直接ご自宅に訪問して診察を行う事です。ご自宅にいながら在宅医療が受けられるサービスとなります。
特にご高齢や寝たきり、何か事情があって病院に行けない方など通院が困難な方や、癌の末期で痛みを緩和し、最期まで自宅で過ごしたい方が対象となります。
また、全て訪問診療にするのではなく、特定の治療で病院に通院しつつ、自宅で普段通り安心した生活を送るために訪問診療を導入する事も可能です。
具体的には訪問診療は、医師が月に1回~2回、患者さんの状況や希望を聞き「在宅医療計画を立て定期的に診察」をします。
緊急時は患者さんからの要望があれば、定期診察をしている方に対しては24時間365日の往診を行います。
※定期診察を行っていない方への往診のみの対応は行っておりません。
訪問範囲
訪問診療の制度として、診察可能なエリアはクリニックから半径16km圏内と定めています。
特に迅速に急患対応ができるようにクリニックから半径3kmを目安としています。
こちらに訪問エリアの範囲を表示しますので、参考にして下さい。
引用:まるクリニック
主に台東区周辺と荒川区周辺が対象となります。
目安として、こちらのクリニックからの距離を参照して下さい。
- 上野駅:約2.5km
- 北千住駅:約3km
- 浅草駅:約3km
- 白鬚橋:約1.5km
- 汐入公園:約1.5km
- 田端駅:3.5km
- 東大赤門:約3.5km
また、エリア外など遠い地域にお住まいの方は今の状態やご家族、訪問看護のフォローなど総合的に判断しますので、お気軽にご相談下さい。
診察の流れ
全体的な流れを解説すると
- 相談
- 各所連絡
- 初回訪問診療
- 処方
- 自宅療法の方針
- 定期的な診察
- 情報共有
このような流れで進めさせて頂きます。
ご自宅で出来る事として
- 薬の処方
- 採血
- 尿検査
- 感染症の検査
- 点滴
- 床ずれ(褥瘡)の処置
自宅で診察出来て、点滴なども自宅で行う事が可能です。
このように、ご自宅でも病院に通院したときと同じような診察・処置・検査ができます。
また医療機器については、酸素の機械の手配・管理、尿道カテーテルの交換、胃瘻交換、気管切開(気切カニューレ交換)などご自宅で対応可能です。
※大きな機械を使う検査や処置(MRI・CT・透析)以外はご自宅で可能となっています。
診察費用について
訪問診療は医療保険の対象となっています。
そのため、高齢者の方であれば1割(場合により3割)のご負担で診察が可能です。
生活保護の方は全額公費負担、指定難病の方は月ごとに上限金額までの負担です。
その他受給者証をお持ちの方はお問い合わせ下さい。
注意点として
- 診断書など書類作成は別途費用(自費)がかかります
- 臨時往診や処置、検査を行った場合は加算されます
- お薬代は薬局の窓口にて支払いがございます
- 医療機器や経鼻経管栄養(在宅酸素療法胃瘻など)をご利用の場合は加算されます
何か不明な点はお気軽にお問い合わせ下さい。
まとめ
まだまだ動けると思っていると、急に体の不調というのは訪れます。
体に異変を感じてもすぐに診察を行えば場合によっては状況が改善されます。
地域が限定されていますが、もしこの範囲内にお住まいの方は検討してみてはいかがでしょうか。
今回はこの辺で…
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