高圧ガス丙種化学特別免許 取得する事で発生する意外なメリット

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どーも、ききです。

こちらの記事に辿り着いた方は

会社で高圧ガスの丙種化学特別の資格を取るように言われたけど、この資格を取るメリットって何かあるのかな?ん?

比較的メジャーな資格(危険物や電気工事士など)と比較すると、あまり馴染みがない資格です。

そして、異常なくらいの合格率の低さで身構えている人もいるかもしれません。

今回はこの資格を取得して自分が感じた意外なメリットについて解説します。

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高圧ガス製造保安責任者としての業務

高圧ガス製造保安責任者とは、高圧ガスや液化石油ガスの災害を未然に防ぎ、それらの製造や販売・保安監督をするための国家資格です。

高圧ガスは扱いを誤ると大きな災害に繋がります。

一概に高圧ガスの資格を取れば良い訳ではなく、それぞれ資格ごとに取り扱える高圧ガス、業務の幅が異なります。

高圧ガスの資格の種類は

  • 甲種化学
  • 甲種機械
  • 乙種化学
  • 乙種機械
  • 丙種化学(特別試験科目)
  • 丙種化学(液化石油ガス)

となります。

甲→乙→丙の順で難易度が下がり、甲種となると「保安管理技術者」と言う最高レベルの責任者となります。

一番下の丙種化学では「保安係員」と呼ばれる監督者になる事ができます。

丙種化学は特別試験科目と液化石油ガスの二種類があり、それぞれ一般的な高圧ガス(水素や窒素など)とLPガスとで分かれるので、目的に応じて資格を取得する必要があります。

危険物も丙種は楽勝だったし、とりあえず高圧ガスも丙種から取ろうかな

そう考えるのも無理はありませんが…

自分も最初は会社から取るように言われて「丙種なら適当に勉強したら受かるやろ?」くらいの気持ちでいました…

当時、合格までの奮闘記をまとめた記事があるので、詳しくはこちらをご覧下さい。

この資格を取得しても、すぐに何か出来る訳ではなく免状を取得してから「保安係員」になるまでに一年以上の実務経験が必要です。

他には高圧ガスを運ぶタンクローリーなどの運転する(助手席に座る)際は、この丙種化学の免状が必要でこちらは高圧ガスの取り扱いの経験不要です。

この資格は丙種でもかなりの難易度を誇っており、簡単には取得出来ません(簡単に取得する方法もありますが…)

そのため、会社で必要だからと従業員に取らせるつもりでも毎年落ちたりする人も多く、この資格を持っているだけでも重宝されます。

あ、俺丙種化学特別持ってるぞ(5回目で受かった

また、この資格を所持していると転職の幅も広がります。

特定の職種にはなりますが、こちらの資格を持っている人を求めている企業もあり、取得すれば需要はあります。

普通はこの資格を持っていると資格手当が出る企業も多々あると思いますので、もし転職を考えてる方は給料面でも優遇される場合があります(自分は一切給料変わりませんでした…

意外なメリット

少し話が脱線しましたが、

この資格は認知度が低めですが、前の項の説明通り今の仕事での優遇や同業種への転職などのメリットがあります。

割と簡単に取得する方法については上の奮闘記を見て貰えば分かりますが、ガチで全科目受験は軽く勉強した程度ではまず受からない難易度です。

良く比較されるのが危険物甲種と高圧ガス丙種が同率かそれ以上と言われています。

しかし、頑張って全科目で勉強して合格すると必要以上に知識が身に付きます(と言っても試験が終わればほとんど忘れますが

この高圧ガスを取扱う業種は、大抵ボイラーや危険物、溶接なども取扱う仕事が多いです。

普通はこれらの資格を取ってから高圧ガスの保安係員になる為に資格を取る(取らされる)のがセオリーですが、自分は何故か先に高圧ガスを取得しました。

と言うのも、自分の現場では取得している人がほとんどおらず、各交代勤務の直で最低一人は必要な為、取らなければいけない状況になりました(だったらもう少し計画的に予定を組んでくれよ

猛勉強の末合格したのですが、先程で出てきたボイラーや溶接の試験では、高圧ガスで勉強した事が出題されます。

しかも、高圧ガスは範囲がかなり広いですが、他の試験は範囲が限定されているので比較的理解しやすいです。

例として、高圧ガスは遠心、斜流、軸流、容積式など様々なポンプの性質や特徴を問われますが、ボイラーでは遠心ポンプしか出題されません。

つまり遠心ポンプのみ勉強すればいいのです。

全くの無知から

遠心ポンプって何ぞや?

状態から勉強するより、多少知識がある状態から勉強出来るので少しだけ有利です。

RPGで例えるなら最初から強い武器を持っている状態から始めるみたいな感じです(余計分からん

自分のようなパターンは稀かもしれませんが、この資格が必要な業種で働く上で高圧ガスの資格は

機械や設備の知識をある程度備える事が出来る万能資格

だと思っています。

先輩この機械変な音するけど、どーすればいいの?知らないの?え?

自分より下の人間が入っても自分も良く理解していないとしっかり説明出来ない。

という状況でも、高圧ガスの資格を取ればある程度機械の知識は備わるので多少は説明出来る様になります。

普通の会社はその人の適応に応じて順次資格を取らせるのが普通なので、先に高圧ガスを取る人はあまりいないかもしれませんが、これらのメリットがあると思っているので最終的には取得して良かったと思います。

まとめ

この高圧ガスの資格は難易度の割に持っていても

おー、すげー、やべー !!!

なんて言われる事はあまりありません。

しかし、この資格を持っていると有利に働く部分は確実にあるので持っていて損ではないです。

自分がこの資格を取ろうと思った時に、マイナーな資格の為ネット上にあまり情報がありませんでした。

そんな人を少しでも救いたいと、このブログを立ち上げたきっかけとなった資格でもあるので、これから受験される方はこちらの各科目の個別記事も参考にしてみて下さい。

今回はこの辺でノシ

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コメント

  1. ハルトマン より:

    はじめまして、こちらのブログを参考に見事、去年の試験に合格しました。
    とても参考になったのでメッセージさせてもらいました。
    ありがとうございました(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)
    kikiさんも言われてますが、二度と受けたくないですねw

    • kiki kiki より:

      コメントありがとうございます。そして合格おめでとうございます!妙に難易度が高い試験なのでもう勉強したくないですよね。
      他の工業系の資格も攻略しているので、もし機会があればそちらも参考にして下さい。
      コメントは非常に励みになるので嬉しいです。ありがとうございました!

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