ボイラー二級学科試験攻略 法令編

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どーも、ききです。

二級ボイラー技士攻略の最後となります。

長かったですが、あと少しなので頑張りましょう。

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初めに

他の科目でも長々と書いているので、多くは割愛します。

とりあえず、二級ボイラー技士は過去問をやれば受かる!

これが全てです。

なので、これから受験される方は過去問を手に入れましょう。

多数の過去問が販売されていますが、こちらの過去問が答えと別になっていて使いやすいかと思います。

内容はほとんど同じなので、自分の使いやすいものを買えば良いと思います。

テキストもあれば分からない事を調べながら勉強出来るのであったほうがいいですが、最悪なくても大丈夫です(大抵はググれば理解出来ます)

もし、テキストも買って万全を備えたいと考えてる方はこちらの日本ボイラ協会から出ているテキストがオススメです。

こちらのテキストは普通のテキストと内容はほとんど変わらないのですが、本試験の問題文がそのまま掲載されているものが多いので、適当に重要な部分(ポイント)を読むだけでも十分試験対策になります。

何故ならそれが試験問題の本文だからです。

なくても問題ありませんが、あると更に有利になると思います。


ボイラー技士の資格は比較的メジャーで数多くの対策サイトがあります。

内容は被っている部分もあるかもしれませんが、こちらの記事では

比較的出題されやすい問題を厳選し、良く出題される部分を赤字で紹介しています。

なので、赤字の部分をパーっと見ているだけでも意外に記憶に残ったりします。

試験前の確認として一度参考にしてみて下さい。

法令編

法令は他の資格試験でも必ずといっていい程覚えなければいけない科目です。

法令って聞くと難しそうなイメージがある…

法令自体はそこまで難しいものではなく、常識的な問題や他の科目で出てきた内容と被る問題も多数あるので、ここまで勉強していた人なら問題なく進める事が出来ると思います。

では、スタート。

ボイラーの伝熱面積の算定方法として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

この問題は伝熱面積を算出するものを覚えるより、算出対象外を覚える方が効率が良いです。

ドラム、エコノマイザ、気水分離器、空気予熱器、過熱器

この5つを覚えておきましょう。

  • 立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の外径側で算定する。
  • 炉筒煙管ボイラーの煙管の伝熱面積は、煙管の内径側で算定する。
  • 水管ボイラーの耐火れんがでおおわれた水管の面積は、伝熱面積に算入する。
  • 電気ボイラーの伝熱面積は、電力設備容量20kWを1㎡とみなして、その最大電力設備容量を換算した面積で算定する。

移動式ボイラー、屋外式ボイラー及び小型ボイラーを除き、伝熱面積が[ A ]㎡をこえるボイラーについては、[ B ]又は建物の中の障壁で区画された場所に設置しなければならない。

この問題はそのままA=3、B=専用の建物と覚えましょう。

鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の安全弁について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

  • 水の温度が120℃を超える温水ボイラーには、安全弁を備えなければならない。
  • 伝熱面積が50㎡を超える蒸気ボイラーには、安全弁を2個以上備えなければならない。
  • 過熱器用安全弁は、胴の安全弁より先に作動するように調整しなければならない。
  • 過熱器には、過熱器の出口付近に過熱器の温度設計温度以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。

鋳鉄製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)で圧力が[ A ]MPaを超えるものには、温水温度が[ B ]℃を超えないように温水温度自動制御装置を設けなければならない。

この問題はA=0.3、B=120と覚えましょう。

先程の問題でもありましたが、水の温度はとりあえず120℃と覚えておきましょう。

ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項として、法令に定められていないものは次のうちどれか。

附属品の管理についての問題はほぼ100%出題されていますので、しっかり押さえておきましょう。

  • 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
  • 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
  • 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。
  • 温水ボイラーの逃がし管及び給水管については、凍結しないように保温その他の措置を講じなければならない。
  • 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。
  • 蒸気ボイラー(小型ボイラーを除く。)に取り付ける圧力計の目盛盤の最大指度は、最高使用圧力の1.5倍以上3倍以下の圧力を示す指度としなければならない。

[ A ]側連絡管は、管の途中に中高又は中低のない構造とし、かつ、これを水柱管又はボイラーに取り付ける口は、水面計で見ることができる[ B ]水位より[ C ]であってはならない。

この問題はA=水、B=最低、C=上と覚えます。

蒸気側連絡管については逆の最高水位より下となります。

鋳鉄製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品について、[ A ]ボイラーには、ボイラーの[ B ]付近における[ A ]の[ C ]を表示する[ C ]計を取り付けなければならない。

この問題はA=温水、B=出口、C=温度と覚えます。

ちなみに鋳鉄製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)に取り付けなければならない法令に定められている附属品は、温度計と覚えておきましょう。

貫流ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品について、法令上、定められていないものは次のうちどれか。

  • ボイラーの最大蒸発量以上の吹出し量の安全弁を、ボイラー本体ではなく過熱器の出口付近に取り付けることができる。
  • 給水装置の給水管には、給水弁を取り付けなければならないが、逆止め弁は取り付けなくてもよい。
  • 過熱器には、ドレン抜きを備えなければならない。
  • 吹出し管は、設けなくてもよい。

この問題でちょっと良く分からない文面が出てくる事があります。

  1. 起動時にボイラー水が不足している場合及び運転時にボイラー水が不足した場合に、自動的に燃料の供給を遮断する装置又はこれに代わる安全装置を設けなければならない。
  2. 起動時に水位が安全低水面以下である場合及び運転時に水位が安全低水面以下になった場合に、自動的に燃料の供給を遮断する低水位燃料遮断装置を設けなければならない。

この二つ同じような文ですが、1が正解2が不正解です。

???

Hashtag #言っている意味があまりよくわからないというのが率直なところだ愛好会 sur Twitter

勉強している時に色々考えていましたが未だに良く分からないので、文章に安全低水面と出てきたら不正解と覚えておきましょう。うん。

鋳鉄製ボイラー(小型ボイラーを除く。)において、給水が水道その他[ A ]を有する水源から供給される場合には、給水管を[ B ]に取り付けなければならない。

この問題はA=圧力、B=返り管と覚えましょう。

ボイラー(小型ボイラーを除く。)について、そうじ、修繕等のため使用直後のボイラー(燃焼室を含む。)の内部に入るとき行わなければならない措置として、法令に定められていないものは次のうちどれか。

  • ボイラーの冷却及び内部の換気を行うこと。
  • ボイラーの内部で使用する移動電灯は、ガードを有するものを使用させること。
  • 使用中の他のボイラーとの管連絡を確実に遮断すること。
  • ボイラーの内部で使用する移動電線は、キャブタイヤケーブル又はこれと同等以上の絶縁効力及び強度を有するものを使用させること。

また、内部の換気はしますが酸素濃度の測定は不要です。一応覚えておきましょう。

ボイラーの取扱いの作業について、法令上、ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは、次のうちどれか。ただし、他にボイラーはないものとする。

この問題はこちらの表を覚えましょう。特に赤字は重要です。

通常ボイラー25㎡未満
貫流ボイラー250 ㎡未満 (伝熱面積を10で割る)
電気ボイラー20kWを1㎡とみなす(伝熱面積を20で割る)
廃熱ボイラー伝熱面積を1/2として計算する

良く出題されるのは貫流ボイラーと通常ボイラーでの比較が多いですが、念のため他のボイラーの計算方法も覚えておきましょう。

全て25㎡を基準にしてそれ以下であれば二級ボイラー技士を選任出来ます。

法令上、原則としてボイラー技士でなければ取り扱うことができないボイラーは、次のうちどれか。

この問題はもう気合で数字を暗記します。

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  • 胴の内径が750mm以下で、かつ、その長さが1300mm以下の蒸気ボイラー
  • 伝熱面積が3㎡以下の蒸気ボイラー
  • 伝熱面積が14㎡以下の温水ボイラー
  • 伝熱面積が30㎡以下の貫流ボイラー(気水分離器を有するものにあっては、当該気水分離器の内径が400mm以下で、かつ、その内容積が0.4㎥以下のものに限る)

法令で定められたボイラー取扱作業主任者の職務として、誤っているものは次のうちどれか。

この問題では1日に1回以上、水面測定装置の機能を点検することを押さえておく…

でしたが、法令改正が平成29年4月にあり、これが当てはまらなくまりました。

(ブログ読者様から報告があり、把握する事が出来ました。この場を借りてお礼申し上げます)

詳しくはこちらをご覧ください。

ボイラー及び圧力容器安全規則 第2章 ボイラー|安全衛生情報センター

こちらのサイトにも詳しく記載されています。

労働調査会

自動制御装置であって厚生労働大臣の定める技術上の指針に適合していると所轄労働基準監督署長が認定したものを備えたボイラーについては、前項第五号の水面測定装置の機能の点検を三日に一回以上とすることができる。

つまり、元々1日に1回以上水面測定装置の点検を実施しなければいけなかったものが、3日に1回以上に変更となりました。

毎日点検する事自体間違いではないのですが、ボイラーの試験的に問われる部分として

  1. 1日に1回以上水面測定装置の機能を点検すること。
  2. 1週間に1回以上水面測定装置の機能を点検すること。

この2パターンの選択肢が良く出題されています。

従来では①の「1日に1回以上水面測定装置の機能を点検すること。」は正解なのですが、今の基準では不正解となります(ちなみに②はどちらにしろ不正解です)

この部分を詳しく解説しているブログは自分が確認した限りあまりありません(更新日時が古い場合、過去の法令に従った記載のみなので)なので間違いを覚える可能性があります。

かなり出題される部分なので、しっかり押さえておきましょう。

ボイラーの定期自主検査における項目と点検事項と(小型ボイラーを除く。)の組合せとして、法令に定められていないものは次のうちどれか。

この問題は全て覚えるのは面倒なので、良く問われる部分のみ紹介します。

  • 煙道・・・漏れその他の損傷の有無及び通風圧の異常の有無
  • 燃料遮断装置、水処理装置、圧力調節装置、火炎検出装置・・・機能の異常の有無
  • 空気予熱器、燃料送給装置・・・損傷の有無
  • ストレーナ・・・つまり又は損傷の有無

ボイラー(小型ボイラーを除く。)の定期自主検査について、法令に定められていないものは次のうちどれか。

  • 定期自主検査を行ったときは、その結果を記録し、これを3年間保存しなければならない。
  • 定期自主検査は、大きく分けて、「ボイラー本体」、「燃焼装置」「自動制御装置」及び「附属装置及び附属品」の4項目について行わなければならない。
  • 定期自主検査は、1か月をこえる期間使用しない場合を除き、1か月以内ごとに1回、定期に、行わなければならない。

設置されたボイラー(小型ボイラーを除く。)に関し、事業者に変更があったときは、変更後の事業者は、その変更後[ A ]日以内に、ボイラー検査証書替申請書に[ B ]を添えて、所轄労働基準監督署長に提出し、その書替えを受けなければならない。

これはA=10、B=ボイラー検査証このまま覚えましょう。

ボイラーを設置した者は、 検査の必要がないと所轄労働基準監督署長が認めたものを除き、①ボイラー、②ボイラー室、③ボイラー及びその [ A ]の配置状況、④ボイラーの [ B ]並びに燃焼室及び煙道の構造について、 [ C ]検査を受けなければならない。

この問題はA=配管、B=据付基礎、C=落成ですが、問題文の赤字の部分も出題される事があるので一通り覚えましょう。

また、この問題の冒頭が「ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者」の場合、更新なので性能検査を受けなければいけません。最後の選択肢が落成検査ではないです。

引っ掛け問題ではないですが、間違いやすいのでしっかり覚えておきましょう。

法令上、ボイラー(小型ボイラーを除く。)の使用再開検査を受けなければならない場合は、次のうちどれか。

この問題は「ボイラー検査証の有効期間をこえて使用を休止したボイラーを再び使用しようとするとき」が正解ですが、使用を休止した~という文面があれば使用再開検査と覚えましょう。

他の問題で使用再開検査を問われる問題が出てもこの文面がないものは不正解です。

法令上、ボイラー(小型ボイラーを除く。)の変更検査を受けなければならない場合は、次のうちどれボイラー(小型ボイラーを除く。)の次の部分又は設備を変更しようとするとき、法令上、ボイラー変更届を所轄労働基準監督署長に提出する必要のないものはどれか。ただし、計画届の免除認定を受けていない場合とする。

変更届を出さなくてもいいものを覚えた方が効率がいいです。

煙管、水管、給水管、空気予熱器

この4つは覚えておきましょう。

使用を廃止したボイラー(移動式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を再び設置する場合の手続きの順序として、法令上、正しいものは次のうちどれか。ただし、計画届の免除認定を受けていない場合とする。

この問題は使用検査 → 設置届 → 落成検査このまま覚えましょう。シセラと覚えましょう(?)

ボイラー(小型ボイラーを除く。)の検査及び検査証について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

  • ボイラー(移動式ボイラーを除く。)を設置した者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたボイラーを除き、落成検査を受けなければならない。
  • ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、性能検査を受けなければならない。
  • ボイラー検査証の有効期間は、原則として1年であるが、性能検査の結果により1年未満又は1年を超え2年以内の期間を定めて更新される。
  • 使用を廃止したボイラーを再び設置し、又は使用しようとする者は、使用検査を受けなければならない。

法令上、ボイラー(移動式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を設置している者が、ボイラー検査証の再交付を所轄労働基準監督署長から受けなければならない場合は、次のうちどれか。

ボイラー検査証を損傷した時とだけ覚えておきましょう。

ボイラー(移動式ボイラー、屋外式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)を設置するボイラー室について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。

この問題で最後ですが、ここも気合で暗記する必要があります。

  • 伝熱面積が5㎡の蒸気ボイラーは、ボイラー室に設置しなければならない。
  • ボイラーの最上部から天井、配管その他のボイラーの上部にある構造物までの距離は、原則として、1.2m以上としなければならない。
  • 立てボイラーは、ボイラーの外壁から壁、配管その他のボイラーの側部にある構造物(検査及びそうじに支障のない物を除く。)までの距離を、原則として、0.45m以上としなければならない。
  • ボイラー室に燃料の重油を貯蔵するときは、原則として、これをボイラーの外側から2m以上離しておかなければならない(固体燃料は1.2m
  • ボイラー、これに附設された金属製の煙突又は煙道が、厚さ100mm以上の金属以外の不燃性の材料で被覆されている場合を除き、これらの外側から0.15m以内にある可燃性の物は、金属以外の不燃性の材料で被覆しなければならない。
  • ボイラーを取り扱う労働者が緊急の場合に避難するために支障がないボイラー室を除き、ボイラー室には、2以上の出入口を設けなければならない。
  • ボイラー検査証並びにボイラー取扱作業主任者の資格及び氏名をボイラー室その他のボイラー設置場所の見やすい箇所に掲示しなければならない。

最後に

他の科目の攻略についてはこちらからどうぞ

ここまで長かったですが、お疲れ様でした。

全体的に量は多くなりましたが、出来るだけ出題されやすい部分だけ厳選したつもりなので、紹介した部分を集中的に覚えていきましょう。

ボイラー二級は機会がないと中々取得する事はないかもしれませんが、持っておくと今の仕事はもちろん、転職でも役に立ちます。

是非検討してみて下さい。

今回はこの辺でノシ

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