一級ボイラー技士 語呂合わせで暗記して合格を目指そう~ボイラーの構造に関する知識編~

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どーも、ききです。

今回は一級ボイラー技士の試験対策として、出題頻度が高い問題を少しでも覚えやすくするために私が考えた語呂合わせについて紹介します。

一級ボイラーの試験は二級ボイラーの試験とほぼ同等の難易度(逆に何が違うか分からない)なので、正直二級に合格できるレベルであれば過去問を周回すれば合格できるのではないかと思います。

過去の合格率は二級、一級共に平均50%前後です。つまり2人に1人受かる試験で、受験者の中には会社から無理矢理受験をさせられている場合やほとんど勉強していない受験者も含まれているので、ガチで勉強した人と比較すると更に合格率は上がるかと思います。

簡単と言われがちですが、しっかり対策をしていないと落ちる…そんな試験なので、一発で合格を目指すのであれば対策は必須となります。

で、二級にも同じ事が言えますが、ほぼ過去問からの使いまわしが大半なので、過去問をノックをするのが一番の近道と言えます。

しかし、正直過去問を読んでも文章だけでは中々イメージが付きづらい部分もあるのが現実です。

そのための今回の関連付けや語呂合わせです。

これはどんな資格でも言えますが、過去問などの問題集と別にテキストがあれば確認しながら学習する事ができるので効果的です。

ここまで言っておいてなんですが、私はテキストや過去問などを一切買わずに受験しました。

一応推奨されているテキストや過去問を紹介しますが、ネット上に過去問も掲載されており、分からない事はその都度ググって検索すれば分かる事が大半なので、出来るだけ無駄な費用は掛けないようにしましょう。

それでもテキストや過去問が手元に欲しい方はこちらをご確認下さい。

特にボイラ協会のテキストは二級の時にも説明しましたが、問題文そのままが掲載されているので、ある意味最強のテキストとなります。

ネット上の評判は悪くないので、検討してみる価値はあるかと思います。

こちらは過去の公開した二級ボイラー試験の解説記事やボイラー試験の概要などの紹介記事となります。

一級は二級の内容もかなり被っており、若干類似している部分もありますが、今回の記事では細かい解説は一切しないので、分からない事があればこちらも目を通しておいて下さい。

二級ボイラー試験に関する記事はこちら
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ボイラーの構造に関する知識

炉筒煙管ボイラー

炉筒は、燃焼ガスによって加熱され長手方向に膨張しようとするが、鏡板によって拘束されているため、炉筒板内部に圧縮応力が生じる。

炉筒の文字が見えたら圧縮応力と覚えましょう。

今、ロトが熱い

今、ロト(炉筒)があつ(圧縮)い

ちなみに胴板が引張応力です。

非道

非(引張)道(胴板)

炉筒の後部に煙室を設け、その煙室を胴の内部に置きその周囲を水で囲んだ構造をウェットバック式、後部煙室を胴の後部鏡板の外に置いた構造をドライバック式という。

ウェットパック式は胴の内部でドライパックは外部となります。逆に出題される事が多いです。

外部がドライ、内部がウェットなので、

ガイドとウナギを捕まえた

ガイ(外部)ド(ドライ)とウ(ウェット)ナ(内部)ギを捕まえた

エコノマイザや空気予熱器を設け、ボイラー効率が90%以上のものがある。

ボイラー効率が90%なので

暴君

暴(ボイラー効率)君(90%)

戻り燃焼方式では、燃焼ガスが、炉筒前部から炉筒後部へ流れ、そして炉筒後部で反転して前方に戻る一連の流れを2パスと数える。

炉筒前部から炉筒後部へ流れるまでの流れを1パスと呼び、その後反転して戻る流れを2パスと呼びます。

これはなんとなくイメージしやすいかと思いますが、反転して戻る流れを1パスと出題される事があるので注意して下さい。

戻り燃焼方式では、後端の閉じられた炉筒を用い、燃焼火炎が炉筒後部で反転して前方に戻る。

本来反転して戻りますが、問題によっては別の煙管を通って戻るなどと出題される事があります。

戻る・後部・反転なので

もう後半か…

も(戻る)う、こう(後部)はん(反転)か…

熱及び蒸気

放射伝熱によって伝わる熱量は、高温物体の絶対温度の四乗と低温物体の絶対温度の四乗との差に比例する。

文章の中の四乗が消えていたりしますので、この文章はこのまま覚えておきましょう。

平板壁の熱伝導によって伝わる熱量は、壁の両側面の温度差及び伝熱面積に比例し、厚さに反比例する。

厚さに反比例が厚さに比例になったりするので、注意して下さい。

厚さ・反比例なので

アハ体験

ア(厚さ)ハ(反比例)体験

固体壁の表面とそれに接する流体との間の熱移動を熱伝達といい、液体の沸騰又は蒸気の凝縮のように相変化を伴う場合の熱伝達率は極めて大きい。

熱伝達が熱伝導で出題される事があります。

熱伝達・接するなので

伝説

伝(熱伝達)説(接する)

熱伝達と熱伝導、熱貫流などの言葉の違いも押さえておきましょう。

貫流ボイラー

超臨界圧ボイラーでは、ボイラー水が水の状態から沸騰現象を伴うことなく連続的に蒸気の状態に変化する。

これは途中の文章が「ボイラー水が水の状態から加熱され、沸騰状態を経て」と記載されている事があるので、沸騰現象を伴わない事を覚えておきましょう。

水管を、垂直以外にも水平や斜めに配置することができる。

貫流ボイラーは水管を自由に配置する事ができます。

幹事

幹(貫流)事(自由)

問題によっては配置できないなどと出題される事があるので、注意して下さい。

過熱器

対流形の過熱器は、火炉を出た燃焼ガス通路に設けられ、主に接触伝熱(対流伝熱)を受ける。

対流ではなく放射と出題される事が多いです。

過熱器の対流は接触伝熱なので

お金は大切

おかね(過熱器)はたい(対流)せつ(接触伝熱)

空気予熱器・エコノマイザ

空気予熱器の設置による通風抵抗の増加は、エコノマイザの設置による通風抵抗の増加より大きい。

エコノマイザより小さいと出題される事があるので、これは空気予熱器>エコノマイザと覚えましょう。

高効率化や燃焼改善のためエコノマイザと空気予熱器を併用する場合は、一般にボイラー、エコノマイザ、空気予熱器の順に配置する。

最後のボイラー・エコノマイザ・空気予熱器の順番がバラバラになっている場合があります。

ボイラー・エコノマイザ・空気予熱器なので

ボエク

ちなみにボエクはドイツにある都市の名前です(知らんがな

ボエク · ドイツ 〒19294 ゴルロセン
ドイツ 〒19294 ゴルロセン

…そんな情報誰も求めてない

ヒートパイプ式空気予熱器は金属製の管の中にアンモニア、水などの熱媒体を減圧して封入し、高温側で熱媒体を蒸発させ、低温側で熱媒体蒸気を凝縮させて、熱を移動させるものである。

ヒートパイプではなく、再生式などと出題される事があります。

ヒートパイプ・金属・アンモニアがキーワードとなり、

引き上げる

ひ(ヒートパイプ)き(金属)あ(アンモニア)げる

再生式空気予熱器は、熱交換式空気予熱器に比べ、空気側とガス側との間に漏れが多いが、伝熱効率が良いためコンパクトな形状にすることができる。

再生式空気予熱器と熱交換式空気予熱器が逆に出題される事があります。

再生式の方が効率が上と覚えておきましょう。

圧力計及び流量計

容積式流量計は、ケーシング内でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、歯車とケーシング壁との間の空間部分の量だけ流体が流れ、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。

容積式が面積式になっている事が多いです。

また、歯車の回転数の二乗など出題される事もあります。

容積式はだ円

ヨーダ

ヨー(容積式)・ダ(だ円)

差圧式流量計は、流体が流れている管の中にベンチュリ管又はオリフィスなどの絞り機構を挿入すると、流量がその入口と出口の差圧の平方根に比例することを利用している。

この「平方根」が「二乗」になっている事があります。

平方根は差圧式

閉鎖

へい(平方根)さ(差圧式)

ブルドン管圧力計は、断面が扁平な管を円弧状に曲げ、その一端を固定し他端を閉じ、その先に歯付扇形片を取り付けて小歯車とかみ合わせたものである。

扁平(へんぺい)が真円形などと出題される事があります。

ブルドン・扁平なので

ドンペン

ドン(ブルドン)ペン(扁平)

引用:驚安の殿堂 ドン・キホーテ

 

温度検出器

バイメタル式温度検出器は、熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を張り合わせたバイメタルにより、接点をオンオフするもので、振動により誤差が出ることがあるほか、応答速度が遅い。

最後の応答速度が遅いが早いになっている事があります。

バイメタルは遅いので

バイ・おそい

バイオハザード

バイ・オ(遅い)ハザード

保護管を用いて溶液密封式温度検出器の感温体をボイラー本体に取り付ける場合は、保護管内にシリコングリスなどを挿入して感度を良くする。

保護管内にシリコン~ではなく、真空にするなどと出題される事があります。

保護管はシリコン

ほ(保護管)し(シリコン)

測温抵抗体は、金属の電気抵抗が温度変化によって一定の割合で変化する性質を利用して温度を測定するもので、使用する金属には、温度に対する抵抗変化が一定であること、温度係数が大きいことなどの要件が必要である。

温度計数が小さいと出題される事があります。

測温・温度計数・大きいなので

即慶応入学

即(測温)慶(温度係数)応(大きい)入学

熱電対は、2種類の材質の異なる金属線の両端を接合し閉回路を作ったもので、両端で温度差が生じると、回路中にその金属固有の熱起電力が発生する原理を利用して温度を測定するものである。

「両端で温度差」が「両端を同一温度」と出題される事があります。

熱電対は温度差なので

ねーさん

ねー(熱電対)さ(温度差)ん

ボイラーのばね安全弁及び安全弁

安全弁の取付管台の内径は、安全弁入口径と同径以上とする。

この問題文も良く出題されますが、この文章自体そのまま覚えておくといいでしょう。

全量式安全弁は、のど部の面積で吹出し面積が決まる。

「のど部」が「弁座流路」と出題される事が多いです。

全量式・のど部

全農

全(全量式)農(のど部)

給水系統装置

給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、給水弁をボイラーに近い側に、給水逆止め弁を給水ポンプに近い側に、それぞれ取り付ける。

給水弁と給水逆止め弁が逆に出題される事があります。

給水・ボイラーなので

吸水防止剤

吸水(給水)ぼ(ボイラー)うし剤

脱気器は、物理的脱気法により主として給水中の溶存酸素を除去する装置で、加熱脱気器などがあり、給水ポンプの吸込み側に設けられる。

物理的が化学的などと変更されている事があります。また、吸込み側ではなく吐出し側と変更されている場合もあります。

脱気器・吸込み側・物理的なので

ぶつけて脱水する

ぶつ(物理的)けて脱(脱気器)水(吸込み)する

渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどの給水に用いられる。

渦流ポンプが渦巻ポンプなどと出題される事があります。

と円周なので、「流流」と関連付けて覚えましょう。

自動制御

シーケンス制御は、あらかじめ定められた順序に従って、制御の各段階を、逐次、進めていく制御である。

フィードバック制御は、出力側の信号を入力側に戻すことによって、制御量の値を目標値と比較し、それらを一致させるように訂正動作を行う制御である。

フィードフォワード制御は、目標値と制御量の偏差によらず、外乱などの情報に基づいて操作量を決定する制御である。

シーケンス・あらかじめなので

シーラカンスのアラ

シー(シーケンス)ラカンスのアラ(あらかじめ)

フィードバックは問題文に「戻す」という文字があれば、バック→戻るなのでこれで関連付けて覚えましょう。

フィードフォワードは「偏差に寄らず」という文面がない場合があるので、その点に注意して下さい。

フィードフォワード・偏差・寄らずなので

フォアグラを食べたら変に酔った

フォ(フィードフォワード)アグラを食べたら変(偏差)に酔った(寄らず)

この3つはセットで覚えましょう。

比例動作は、制御偏差の大きさに比例して操作量を増減させるように働く動作で、P動作ともいう。

積分動作は、制御偏差量の時間的積分に比例した大きさで操作量を増減するように働く動作で、I動作ともいう。

微分動作は、制御偏差が変化する速度に比例して操作量を増減させるように働く動作で、D動作ともいう。

比例動作は偏差の大きさで、微分動作は偏差の速さなので

王妃美肌

王(大きさ)妃(比例)の美(微分)は(速さ)だ

この2点に当てはまらないものが積分動作となります。

PID動作も順番を変えて問われる事があるので、比例積分微分でPIDと覚えておきましょう。

ボイラーに使用する金属材料

鋳鋼は、大口径や高圧用の弁箱、その他形状が複雑なため機械加工が困難で鋳鉄では強度が不足する部品に使用される。

鋳鋼と鋳鉄が逆に出題される事があります。

鋳鋼・困難なので

黄昏(こうこん・たそがれ)

黄(鋳鋼)昏(困難)

銅合金には、銅と亜鉛の合金の黄銅及び銅とすずの合金の青銅があるが、青銅の方が鋳造しやすく、バルブ、コックなどに使用される。

黄銅と青銅が逆に出題される事があります。

青銅・鋳造なので

成虫

成(青銅)虫(鋳造)

鋳鉄製ボイラー

鋳鉄製ボイラーは、鋼製ボイラーに比べ強度が弱く、熱による不同膨張による割れを生じやすいが、腐食に強い。

鋳鉄製の説明で、強度が強いや腐食に弱いなど誤った記述で出題される事があるので、鋳鉄製は腐食にだけは強いと覚えておきましょう。

鋳鉄・腐食・強いなので

昼食に良い

昼(鋳鉄)食(腐食)に良い(強い)

鋳鉄製ボイラーの側二重柱構造のセクションでは、ボイラー水の循環において、燃焼室側の側柱が上昇管、外側の側柱が下降管の役割を果たしている。

燃焼室側と外側が逆に出題される事があります。

燃焼室が上昇なので

年賀状

ねん(燃焼室)がじょう(上昇)

水管ボイラー

蒸気ドラム1個と水ドラム2個の三胴形の形式のボイラーは、比較的小さなボイラーに用いられている。

大きなボイラーと出題される事があります。

小さな・三胴形なので

ちい散歩

ちい(小さな)さん(三胴形)ぽ

自然循環式ボイラーでは、熱負荷を増すと上昇管内の気水混合物の平均密度が小さくなり、循環力が増すが、蒸発管出口の管壁温度が上昇する。

熱負荷が増すと密度が大きくなり、循環力が減るなどと出題されます。

密度・小さく・循環力・増すなので

道の駅で純米を買う

み(密度)ち(小さく)の駅で純(循環力)米(増す)を買う

ステー

管ステーをねじ込みによって火炎に触れる部分に取り付ける場合には、焼損を防ぐため端部をころ広げをし、縁曲げする。

縁曲げではなく、板の外側へ10mm程度突き出すなどと出題される事があります。

管ステー・縁曲げなので

カンフー

カン(管ステー)フー(縁曲げ)

また、ステーに関する問題では高確率でブリージングスペースに関する問題が出題されます。ブリージングスペースとは、ガセットステー取付け部の下端と炉筒外面の間のスペースを指します。つまり、この文面以外の記述であれば不適切となります。

これに関してはこのまま覚えておきましょう。

圧力制御用機器

電子式圧力センサは、金属ダイアフラムで受けた圧力を封入された液体を介してシリコンダイアフラムに伝え、そのシリコンダイアフラムの抵抗の変化を利用し、圧力を検出する。

文中の金属とシリコンダイヤフラムが逆に出題される事があります。

電子・金属・シリコンなので

電気は禁止

電(電子)気は禁(金属)止(シリコン)

構造・強さ

胴板を薄肉円筒として取り扱う場合、長手方向の断面に生じる周方向の応力は、周方向の断面に生じる長手方向の応力の2倍となる。

文章後半の周方向と長手方向が逆になったり、応力の1/2倍となったりします。

周・長手・2倍なので

シナモン人間

シ(周)ナ(長手)モン人(2倍)間

半だ円体形鏡板は、同材質、同径、同厚の場合、全半球形鏡板より強度が低い。

強度に関しては平鏡板<皿形鏡板<半楕円体形鏡板<全半球形鏡板と覚えましょう。

より丸い方が強度が強いです。

引用:2級ボイラー技士-ボイラーの鏡板とステーについて-

まとめ

今回紹介した問題以外にも覚える事は多いですが、あくまでも頻出している内容に絞って紹介したので、試験前の調整に活用してみて下さい。

語呂合わせに関しては、多少ふざけたような内容の方が頭に残ったりするので、今回紹介した内容じゃなくても自分なりに覚えやすい内容で覚えていって下さい。

他の科目については随時記事を更新していくのでしばらくお待ちください。

今回はこの辺で…

コメント

  1. より:

    9月に一級を受験する事になり忘れかけてた内容を復習している中でこちらのサイトに辿り着きました。
    他のサイトでは基本的な理屈など中心に解説しているものが多い中、こちらのサイトは内容が他に類を見ない内容で、まさに合格に特化した内容だと感じました。
    語呂合わせは本当に試験対策になるので、こちらで紹介している語呂合わせは頑張って覚えて試験に望もうと思います。
    ありがとうございます。

    • kiki kiki より:

      コメントありがとうございます。需要がなければ今回のような記事はもうやめようかと思ってましたが、少しでも役に立てて幸いです。
      試験頑張って下さいね。

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